食品ストックの収納方法やアイデアを整理収納アドバイザーが解説。

食品ストック

毎日の食事やおやつのための食品ストック
いざという時のために沢山収納したいですが「保管する場所がない」「うっかり賞味期限を切らしてしまう」などとお困りの方も多いはずです。

実は食品ストックはコツを掴めば美しく収納することが出来るのです。
今回は食品ストックの収納方法やアイデアを、整理収納アドバイザーが解説します。

これを読めば食品ストックのことで悩むことはありません。
是非最後までお読みくださいね。

食品ストックの収納の基本

ポイントと書かれたスケッチブック

食品ストックの収納の基本をご紹介します。
ポイントは大きく3つあります。

・収納ボックスや小箱を必要な分だけ使用する
・見やすさと取り出しやすさを意識する
・出来るだけ衛生的で風通しの良い場所に収納する

 

この3つを押さえて整理・管理するだけでもだいぶ収納しやすくなり、賞味期限を切らすことなく、使い切りやすくなります。
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

収納ボックスや小箱を必要な分だけ使用する

食品ストックの収納の基本は、まず収納ボックスや小箱を必要な分だけ使用することです。

整理整頓をするために、プラスチックカゴやケースなどを購入・まとめ買いした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カゴや収納ボックスに余力があると思うと、すべて埋まるまで買い過ぎてしまうことがあるので気を付けましょう。

必要以上に買うことで使い切れなくなったり、賞味期限切れを起こしたりしてしまいます。
災害用に多くの食品や飲料をストックしておきたいと考えるご家庭もあると思いますが、まずは「家族の人数分×〇日」と計画を立てて揃えてみるのがおすすめです。

災害用と日常用のストックの必要量を超えてストックすると、食べきれなくなります。
必要十分な量が入る収納ボックスや小箱を用意したうえで、特別な必要がない限りは買い足さないようにします。

そのうえで、食品が減ったらその分だけ追加する「ローリングストック方式」を導入しましょう。
ローリングストックとは、賞味期限が来る順に並べていき、賞味期限が到来する前に食べ、その分を補充し直すことを繰り返していく方法です。
災害用の非常食を備えるのに効率的で無駄のない方法として推奨されています。

見やすさと取り出しやすさを意識する

2つ目は、見やすさと取り出しやすさを意識することです。

たとえば、食品の整理のために収納ボックスを用意したとして、収納ボックスが別の収納ボックスの奥に入れたらどうなるでしょうか。
手前の収納ボックスは取り出しやすくても、奥の収納ボックスは取り出しにくいです。
より賞味期限が長く、あまり使わないものを入れておけば良いと思う方もいると思いますが、奥にあると忘れてしまうのが欠点です。

また奥の食品を取り出すのに、いちいち前の収納ボックスを取り出したり、前のほうの食品や飲料をすべて一度取り出したりする必要が出れば、散らかるだけでなく作業効率も悪くなってしまいます。
前に買った食品が奥のほうに保管されていて見えにくいと、存在を忘れて買い足してしまうおそれもあります。

そのため、収納ボックスや小箱を並べる際も含め、見やすさと取り出しやすさを意識することが大切です。
見やすくて取り出しやすいと二重買いになる心配もなく、散らかりません。
保管してあるものを忘れてしまい、二重買いの失敗をよくする方は、とくに見やすさを意識しましょう。

出来るだけ衛生的で風通しの良い場所に収納する

3つ目は、出来るだけ衛生的で風通しの良い場所に収納することです。

缶やビン、レトルト食品など常温で長期間保存できるものは、どこに保管しておいても良いと考えていませんか。
常温保存できる商品のほとんどは、保存法の案内に「直射日光の当たる場所や高温多湿を避け、涼しいところで保管してください。」「冷暗所で保管してください。」といった案内があるはずです。
保存方法の注意書きを無視して高温多湿のところで保管すれば、未開封であっても、食品が劣化したり、味が落ちたりするおそれがあります。

たとえば、チョコレート菓子を高温のところで保管すると、含まれているカカオバターが溶け、それが今度は冷やされることで白い粉(ブルーム)が発生してしまいます。
ブルームはカビのように見え、見た目によくありません。
品質上は問題なく食べることはできますが、ブルームが消えることはありません。
チョコレートは温度変化に弱いので、いくら未開封で賞味期限内であっても注意が必要です。

このように食品や飲料の中には、しっかりパッケージングされていても、周囲の温度や湿度、太陽光などに影響を受けるケースは少なくありません。
そのため、食品を保管するスペースは高温多湿を避け、直射日光が当たらず、出来るだけ衛生的で風通しの良い場所に収納することが大切です。

いかに未開封の食品でも、汚い場所での保管はよくありません。
ホコリが山積しているような倉庫などに保管するのではなく、定期的に掃除などもしやすい場所やホコリがたまりにくい場所を選びましょう。

おすすめ収納場所

レコメンドの文字が書かれたウッドブロック

では、上記3つのポイントを押さえたおすすめの収納場所はどこになるでしょうか。
お住まいの構造やスペースの空き状況にもよりますが、おすすめの場所は以下の3か所です。

・シンク下やシンク上の空きスペース
・キッチンラックなどの空きスペース
・レンジ棚の空きスペース

 

それぞれどのような食品ストックの保管に向くのか、特徴を見ていきましょう。

シンク下やシンク上の空きスペース

キッチンのシンクの下には収納があり、またシンク上に吊戸棚などが設置されているキッチンも多いのではないでしょうか。

シンクの下には鍋やフライパン、ボールなどの調理器具を収納される方も多いかもしれません。
そのため、調理しながらすぐに取り出せるよう、よく使用するものを収納するのがおすすめです。

たとえば、調理で使う使いかけの油、料理酒やみりんなど悪くなりにくいもの、塩や砂糖といった、よく使う調味料などです。
シンクの下なので湿気などが気になるところですが、よく使うもので使い切りスピードも速ければ、大きく劣化する心配はありません。
シンク上の収納には、よく使う調味料や料理の素などをストックすると良いでしょう。

シンクの上収納は取り出しにくいという弱点があるため、たまに入れ替える砂糖や塩、調味料などをストックするのに向いています。
シンク下が広く、鍋などの調理器具と調味料などが煩雑に並んでいる、もしくはシンク下の収納が狭い、シンク上の収納がない場合は、以下のようなミニラックを導入するのがおすすめです。

シンク下が広い場合には、内部にミニラックを入れて整理整頓もできます。
また、ミニラックを使用することで空間を有効活用できるようになります。

コンパクトサイズで、シンク下などに入れることもできるラックです。
別売りでキャスターを購入して付属させれば、ミニワゴンとしても使えます。

移動させることで、狭いキッチンでもより効率良く使えます。
ルミナスシリーズの魅力は、オプションパーツを使うことによりカスタマイズもできる点です。

キッチンラックなどの空きスペース

ホームベーカリーやコーヒーメーカー、炊飯器などを置いているキッチンラックに空きスペースはありませんか。
せっかく空いているスペースがあるなら、そこを利用するのもおすすめです。

たとえば、ホームベーカリー用のパンミックス粉のストックをはじめ、コーヒーメーカーがある場所の近くにはコーヒー豆やコーヒーシュガー、コーヒーミルクなどのストックなどを保管すると使いやすいです。

同じカテゴリとして、紅茶や緑茶などのストックを、小さな収納ケースなどに入れて置いておくのも良いかもしれません。
あわせて、ティータイム用のちょっとしたお菓子なども保管してみてはいかがでしょうか。

>>キッチンラック一覧はこちら

ルミナスのスチールラックは棚板1枚あたり80kgまでの重さに耐えられるので、コーヒーメーカーやホームベーカリーなどを置いても、ビクともしません。
扉付きと違って通気性も良いので、食品ストックの管理にも適しています。

レンジ棚の空きスペース

電子レンジの棚に空きスペースはありませんか。
電子レンジ調理用の常温保存食品などのストックを保管しておけば、速やかに取り出して使えます。
見やすく取り出しやすいのでストック切れを起こしたり、二重買いしたりする心配もありません。

シェルフ1枚あたり80kgまでの重さに耐えられる(※1)ので、電子レンジを置いても安心です。
くわえて、木棚付きなので、電子レンジを安定的に置け、見た目にもおしゃれです。

※1  耐久性はシェルフの種類によって異なる。
木製シェルフ:50kg スライドシェルフ:15kg ハーフシェルフ:20kg

それでもスペースがない場合におすすめ方法

キッチン収納が限られている、すでにいろいろな調理家電や調理グッズで埋まっており、空きスペースがない方もいらっしゃるかもしれません。
ラップやホイル、ゴミ袋やお掃除シートなどのキッチン消耗品で埋め尽くされている方も多いはずです。
スペースがない場合には、以下の方法がおすすめです。

・スチールラックを活用し高さを活用する
・スリムラックを活用し隙間を活用する

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

スチールラックを活用し高さを活用する

スチールラックの横幅よりも、高さを活用しましょう。
より段数が多いスチールラックを購入するほか、棚を追加する方法もあります。

スチールラックは3段、5段、7段などさまざまなタイプが売られていますが、ルミナスシリーズは棚の追加も可能です。

高さがあると地震などの際に倒れるのが不安な方も多いと思います。
こちらのスチールラックには突っ張りポールも付属しているので、転倒防止対策もできます。

スリムラックを活用し隙間を活用する

キッチンが狭いご家庭や、スペースはあるけれど極わずかな場合には、スリムラックを活用してみましょう。
キャスター付きのスリムラックなら移動もできるので、狭いスペースに設置し、食品を取り出す時は引き出すなど効率的に使えます。

幅はわずか19.5cm、奥行も59.5cmしかありません。
高さは155cmで6段もあるので、収納力は抜群です。

キャスターが付属しているので、狭いキッチンでも必要に応じて動かしながら使えるのも便利です。

まとめ

食品ストックの収納方法やアイデアを整理収納アドバイザーが解説しました。
食品ストックの収納の基本を押さえたうえで、キッチンの空きスペースの活用を図りましょう。

空きスペースの活用がしたい時や十分なスペースがない場合は、スチールラックが便利です。

当店では今回紹介したもの以外にも多くのスチールラックを扱っております。
様々なシーンに適した、多種多様なスチールラックをご用意しておりますので、一度覗いてみてくださいね。

>>スチールラック販売数No.1の通販サイト ルミナス・エレクターラック専門店 パーフェクトスペース本店

「ここまで読んだけど、まだ疑問がある…」
「迷ってアイテムを選べない」

などお悩みでしたら、気軽にご相談ください。 収納整理アドバイザー1級の有資格者や、お客様対応5,000件の実績をもつスタッフが在籍。 スチールラックの取り扱いや収納術を、商品購入をお手伝いします!

 

ABOUTこの記事をかいた人

インダストリアル・ブルックリンなど実は様々なテイストにも馴染むスチールラック。昨今は多くのデザインや機能があり、デスクやハンガーラックにも変身したりと、とても幅広い商品です。スチールラックの利便性や最新情報をコンテンツを通じて発信していきます!