コレクション部屋のおしゃれな収納・レイアウト・陳列方法をプロが解説！ -

あなたは、どんなものをコレクションして楽しんでいますか。
フィギュアやぬいぐるみ、プラモデルなどをはじめ、アンティーク食器やガラス食器などの割れやすいもの、DVDやCD、本などをコレクションしている方もいるかもしれません。

しかし、コレクションするものが多くなればなるほど、レイアウトや陳列・収納の仕方には悩んでしまいがちです。
そこで今回は、コレクション部屋のおしゃれな収納のコツや、レイアウトや陳列方法を整理収納アドバイザーの資格を持つプロが解説します。

これを読めばあなたの大事なコレクションを、安全・魅力的に飾ることが出来ます。
是非最後までお読みください。

1 コレクション部屋のレイアウトの基本
- 1.1 コレクション棚は太陽光の当たらない位置に
- 1.2 コレクションが多いからと言って窓をふさがない
2 コレクションアイテムの収納の基本
- 2.1 お気に入りは選抜、そうでないものは収納
- 2.2 コレクションが多すぎる場合は高さを活用
3 コレクションアイテムの陳列の基本
4 コレクション部屋をお洒落にするポイント
5 コレクション部屋にはスチールラックがおすすめ
6 さいごに

コレクション部屋のレイアウトの基本

コレクション部屋のレイアウトの基本は、大切なコレクション品を守りながら、素敵に見せることです。
そのために押さえておきたい基本事項が以下の2点。

・コレクション棚は太陽光の当たらない位置に置くこと
・窓をふさがないこと

それぞれの理由と、基本の方法を確認していきましょう。

コレクション棚は太陽光の当たらない位置に

コレクション品はいつまでも美しい状態で保ちたいものです。
2度と手に入らないものもあるので、良い状態で保つことが理想です。
そのため、太陽光による日焼けは避けなくてはなりません。

日焼けするのは人間の肌だけではありません。
壁紙や家具も日焼けするほか、並べてあるコレクション品も影響を受けます。

そのため、コレクション棚を設置する際は、太陽光が当たらない位置にしましょう。

【無理な場合の対処法】

レイアウト的にどうしても無理な場合は以下のような対処法が有効です。

・窓ガラスにUVカットフィルムを貼ったり、UVカットのレースカーテンを敷く
・遮光カーテンを敷いて太陽光そのものをカットする
・ブラインドを下げる

などして、しっかりと遮光することが必要です。

コレクションが多いからと言って窓をふさがない

コレクションがすでに大量にあったり、コレクションがどんどん増えていったりすると、部屋中に棚が並べられ、ありとあらゆるところに並んでいくケースも少なくありません。
しかし、コレクションが多いからと言って、窓に被る位置までコレクション棚を設置するのは避けましょう。

窓をふさいでしまうと風通しが悪くなり、太陽光も入らなくなります。
その結果、ジメジメと湿気がこもります。
大切なコレクション品にカビが生えたり、湿気で傷んだりするなどのダメージが加わるおそれがあるので、窓の前のスペースは確保しなくてはなりません。

コレクションアイテムの収納の基本

コレクション棚にコレクションアイテムを飾ったり、収納したりするとき、どのように収納すれば良いのかで悩む方も多いでしょう。
ここからは、コレクションアイテムの収納の基本を押さえていきましょう。

お気に入りは選抜、そうでないものは収納

コレクション品はすべて飾りたい、見せたい方もいると思います。
しかし、どんどん増えていくコレクション品や、すでに大量にあるコレクション品をすべて見せる収納で飾ろうとすれば、棚がごった返してしまい、綺麗に見えません。
せっかくのコレクション品がごちゃごちゃしてしまい、何が良いのか、どれがスゴイのか、見た方に伝わらなかったら残念です。

そのため、コレクションアイテムの収納の基本は、まずお気に入りを選抜し、選抜メンバー以外は収納しておくことです。
収納棚は隙間がないほど並べられているより、スペースに余裕を持った状態で、少数の選抜品が並んでいるほうが綺麗に見えます。

【選抜が出来ない時のコツ】

すべてがお気に入りで選べない方は、一定期間置きにローテーションしましょう。
毎月、お気に入りの入れ替えをしていけば、楽しみも増えます。
また、部屋をしばしば訪れるゲストにも、興味を持って楽しんでもらえます。

コレクションが多すぎる場合は高さを活用

コレクションが多すぎて収納する場所にも困っている方、なるべく多くの品を飾りたい場合には、高さを有効活用しましょう。
つまり、収納棚は高さのあるものを購入するのがおすすめです。

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スチールラックなら、既存のラックに延長ポールと棚板をプラスすることで、高さを上げることも可能です。
コレクション品はとても大切なものなので、高い場所から落下するのが不安な方は、突っ張り付きのスチールラックを設置しましょう。

既存のスチールラックに突っ張り棒をプラスすることもできます。
地震の揺れなどによる転倒を防止できるので、より安全にコレクション品を飾れます。

コレクションアイテムの陳列の基本

コレクション棚の位置を決め、コレクションするアイテムを選抜したり、高さのある棚を用意したりしてスペースを確保したら、いよいよコレクションアイテムの陳列です。
ここからはコレクションアイテムの陳列の基本を押さえていきましょう。

高さや方向を揃える

コレクションアイテムの陳列の基本は、まず高さや方向を揃えることです。

コレクション品の高さが違う場合には、同等の高さのものをまとめていきましょう。
本やCDなどの場合は、高さのあるアイテムから低いアイテムを並べると見栄えが良くなります。
一方、人形や小さな置物、食器類などは、高さのあるアイテムのまとまりとの間に、低いアイテムのコレクションのまとまりを挟むと見栄えが良くなることもあります。

方向も揃えるのが基本です。
方向がバラバラだと目線が定まらず、綺麗に見えなかったり、コレクションの方向性も見えたりしてきません。

お気に入りの物は見やすい高さに収納する

高さのあるラックで、何段にもわたってコレクション品を並べていく場合、お気に入りの物はもっとも見やすい高さの段に乗せると良いです。
中段に載せるか、もっとも目に付く段に収納するのがおすすめです。
一番のお気に入りを見やすい高さにし、次のお気に入りをその上の段、次のお気に入りは下の段などにして、お気に入りを広げるように収納すると、ベストポジションが出来上がります。

ある程度隙間があると見やすい

コレクション品が多く、一つでも多く飾って、ずっと見ていたい、見てもらいたいと思ってしまうと、ついついビッチリと隙間なく並べてしまいます。
しかし、ある程度隙間があったほうが見やすく、綺麗に見えます。

隙間があると各アイテムに視線が集中するので、どんなアイテムがあるのかもわかりやすくなるのがメリットです。
コレクション部屋に訪れた方にも興味を持ってもらったり、共感してもらったりするには、隙間を空けて並べ、一つひとつにスポットライトが当たるようにしましょう。

コレクションが多すぎる場合は高さを活用

コレクション品が多すぎて、なるべく多くを飾って見せたい場合には、高さのある棚を導入しましょう。
スチールラックをお使いなら、延長ポールと棚板を追加して、置き場所を増やすことも可能です。

コレクション部屋をお洒落にするポイント

大切なコレクションを美しく見せ、自己満足度を高めるには、コレクション部屋そのものもお洒落な空間にしたいところです。
では、どうすればコレクション部屋をお洒落にできるのか、そのポイントを見ていきましょう。

テーマを決める

コレクション部屋をお洒落にするポイントとして、まずテーマを決めてみましょう。
コレクション品のテーマパークを作りたい、可愛らしい感じにしたい、カッコよく見せたい、大好きなコレクションに囲まれて癒される空間にしたいなど、希望はありませんか。
コレクションに合う色のテーマを決めるなども一つの方法です。

テーマを決め、それに合う壁紙にしてみたり、収納棚の素材や色を選んでみたりしましょう。

雑然とした場所は目隠しをする

コレクション品があまりに多く、収納したアイテムが積み重なってしまったり、収納ボックスなどに入りきらず、あふれてしまったりすることもあるかもしれません。
また、コレクション品が前面に出て、その他の雑貨などをしまう場所がなく転がっているお部屋もあることでしょう。
そのままでは雑然としてしまい、せっかく飾ったコレクション品よりも、汚い場所のほうが目に付いてしまいます。

そのため、雑然とした場所は目隠しをするのがおすすめです。
テーマに合わせたカラーやデザインの布などをかけてみたり、スペースがあれば、パーテーションなどの仕切りを設置したり、突っ張り棒などを張ってカーテンやのれんを垂らして見えないようにしてみましょう。

壁がない収納にすると、圧迫感がなく垢ぬけた印象に

木製の家具や、ガラス扉が付いたような家具は後ろ側に板が張られているのが基本です。
つまり、後ろに壁がある形状です。
窓が後ろにある場合に、どうしても収納棚を置きたい場合は壁があったほうが日焼けは防げますが、風通しは悪くなります。

コレクション部屋をお洒落にしたい場合、おすすめなのは壁がない収納を使うことです。
たとえば、壁がないスチールラックやコレクションラックを活用しましょう。

収納棚に壁がなくなると、部屋の壁紙などが見えるようになり、壁紙が白いと明るさも増します。
また決めたテーマカラーの壁紙などを張っている場合には、よりお部屋のイメージ感をアップできます。
壁がない収納にすることで、圧迫感がなくなり、垢ぬけた印象になるので、コレクション品もよりお洒落に見えるのがメリットです。