どこに何があるのかすぐに分かり、必要なものを取り出しやすいのがスチールラック。
引き出しを開け閉めする必要なく、片付けも簡単なため、出しっぱなしになるのも防げるでしょう。
その一方で収納したものが丸見えのため「ごちゃついて見える」というデメリットも。SNSでもそうした悩みの声は多数見受けられます。
また、何にでも興味津々の時期のお子さんや、ペットがいる場合、スチールラックから物を取り出し散らかしてしまうかもしれません。
そんな時に有効な対処法が、スチールラックの目隠し。
この記事では手軽に布を使う方法から、よりきちんと感の出せる窓装飾アイテムの活用方法までお伝えします。
本文にも登場する「設置簡単で取り出しも楽ちんな、スチールラック用のロールスクリーン」はこちらからご覧ください。
目次
手軽さ重視の方におすすめな「布」を使う方法3STEP
ごちゃつきを見せないようにし、小さい子どもやペットのイタズラを防ぐなら、布を使って隠す方法が簡単です。布と突っ張り棒、クリップがあればできます。
さっそく布を使った方法について、3STEPでご紹介していきます。
①突っ張り棒をつっぱる
はじめに、スチールラックの上部に突っ張り棒をつっぱらせます。突っ張り棒は、100円ショップのもので問題ありません。
他にも、ホームセンターでも販売されていて、長さや太さなどがスチールラックに合ったものが選べます。
どの程度の長さのものが必要か事前に測ってから購入すれば間違いないでしょう。
②布をクリップではさむ
お気に入りの柄の布を用意し、スチールラックに合わせて切りましょう。長さがある場合は、上部を折っても問題ありません。
切り出しができたら、布にクリップをはさみます。
この時にはさむ位置がバラバラだと、カバーした時に上部がたるんで気になってしまうかもしれません。
事前にクリップの数を数えて、布の横幅から割り出せば等間隔ではさむことができます。
③フックを棒にかける
クリップについているフックを突っ張り棒にかけていきます。
ハトメタイプ※やポール通し用※カーテン、リボンや紐が布の上端についているものの場合、フックがない状態でも突っ張り棒に通すだけでスチールラックを隠せます。
すべてのフックを棒にかけたら、スチールラックの目隠しの完成です。
※ハトメタイプ…鳩の目のような形のリングが、布の上端についているタイプ
※ポール通し用…布の上端が5cm程度折り返して袋状に縫製されているもの
布を使うメリットと取り付けの注意点
布はクリップにはさんでいるだけですので、気分で布の柄をチェンジすることが可能。
シーズンごとにイメージを変えてあげれば、部屋の中にも季節感が出ておしゃれになります。
布の長さは下までしっかりと隠せば見え方がきれいになりますが、若干浮かすくらいがベスト。
床にピッタリ着いてしまうと、ゴミが付きやすく汚くなるからです。
また、余裕があればカバーしたままでも床掃除がしやすくなります。
他の用途にも使えるマルチクロス
布は好きなものを選んで問題ありませんが、なかでもマルチクロスがおすすめです。
布によっては用途によって向き不向きが出てしまいますが、マルチクロスの場合は自由自在なアレンジができます。
デザインや素材なども多数あるため、より部屋に合う柄も見つけやすいでしょう。
スチールラック用の布としてだけでなく、ソファーカバーやテーブルクロス、ベッドカバーなどにも使えます。
部屋に統一感を持たせるために、スチールラックとおそろいで、ソファーカバーやテーブルクロスに使っても良いでしょう。
小さく切ってワンポイントしてカゴのカバーにも使えますし、生活感を消すためにテレビを見ていない時のカバーとしても活用できます。
※パーフェクトスペースカーテン館の商品を使用
※パーフェクトスペースカーテン館の商品を使用
きちんと感を出したい人におすすめの窓装飾アイテム
※パーフェクトスペースカーテン館の商品を使用
スチールラックの中身を隠す際に、より、きちんと感を出したい時には窓装飾アイテムを使ってみましょう。
確かに布の目隠しは手軽で簡単にできますが、どうしてもカジュアルで急ごしらえな雰囲気になりがち。
カーテンのような窓装飾なら、もっと整然とした雰囲気やおしゃれな空間に導けます。
ここからは、おすすめの窓装飾アイテムについてご紹介していきます。
①カフェカーテン
お店のカフェに行くとインテリアが可愛らしく、なんでもない場所でコーヒーや紅茶を飲むよりもより美味しく感じた経験はないでしょうか。
そんなカフェの雰囲気を醸し出すのにピッタリなのが、カフェカーテンです。
インテリアとして使用される場合、出窓や玄関、トイレやキッチンの小窓によく使用されています。
カフェカーテンは丈が短く、完全に場所を仕切るというよりは、中の物が丸見えになってしまうのを和らげるような役割です。
難しい作業は必要なく、ポールに通すだけで簡単に使えます。
スチールラックの目隠しに使った場合、布でカバーした時と同じく物もすぐに取り出せて便利です。
■カフェカーテン使用時のメリット
カフェカーテンの高さを選びたい場合、低いものは30cmから高いものは150cmなど自由に選べます。
使うスチールラックに合わせて、高さを選んで購入できる点も魅力です。
■カフェカーテン使用時に注意したいヒダの出し方
カフェカーテンを使うなら、どれくらいヒダを寄せたいのかによって横幅を考慮して買いましょう。
ヒダをほとんど付けずフラットな状態で使う場合はスチールラックの幅の1.1倍。
ヒダを自然に付けたい場合は幅の1.5倍。
ゴージャスな雰囲気にしたい時には、思い切って2倍程度の幅があると良いです。
ただし購入する店舗によっては、選べるサイズが決まっている場合もあるため確認しておきましょう。
■アイデア次第でオリジナルに
ボタンを飾る、ポールの上下にギャザーを寄せるなどして、よりオリジナルなスチールラックの目隠しを作っても良いでしょう。
②ロールスクリーン
小窓によく付いているタイプのカーテンで、上下に昇降させ開閉させて使います。
使用しない時には簡単に上部で巻き取っておけるので、物を出したい時にも取り出しやすくおすすめです。
スクリーン自体に凹凸が無いため、見た目もすっきりと見えます。
■ロールスクリーン使用時のメリット
どの素材のものを購入するかにもよりますが、比較的ホコリが簡単に取れるものが多いのもロールスクリーンのメリット。
汚れていると感じたらササっと拭き取ることが可能です。布に比べて掃除も楽に感じるかもしれません。
中には、ウォッシャブル対応のものもあり、スクリーン部分を外して洗うこともできます。
スチールラックだけでなく、洗濯機やキッチンなどの目隠しにも使えば生活感がほとんどなくなります。
■ロールスクリーンを選ぶ時の注意ポイント
ロールスクリーンには下記のように操作方法がいくつかあります。
2.片手ワンタッチで操作できるプルコード式
3.リモコン操作で巻き上がる電動式
スチールラックの大きさや重視したいポイントに合わせて、好きなものを選ぶと良いでしょう。
また、さまざまな家具でコーディネートしている場合には、プレーンな無地タイプを選べば違和感なく馴染むはずです。
整理整頓したい方におすすめの収納ボックス
スチールラックに布などを使って隠すのではなく、収納ボックスを並べて目隠しするのもおしゃれです。
さまざまなボックスを並べて統一感がないとごちゃっと見えてしまいますが、同じデザインで同じサイズのものを並べるときれいに見えます。
さらに収納ボックスごとに物を分けられるため、探す手間もなく出したいものを手に取ることができるでしょう。
収納ボックスを選ぶ時には、フタなしとフタあり、どちらが良いかも考えましょう。
■フタなしのメリット・デメリット
・出し入れが楽
・ホコリがたまりやすい
・上からは中身が見える(見せる収納向き)
■フタありのメリット・デメリット
・ホコリがたまらない
・上からも中身が見えない(隠す収納向き)
・出し入れがやや手間
デザイン性の高いダルトンなどのボックス
どんな収納ボックスを選ぶかで迷ったら、デザイン性の高いアイテムがおすすめ!
生活感のあるものをすべてボックスの中に入れられ、簡単でおしゃれに目隠しができます。
収納ボックスもお部屋の雰囲気に合わせて、ぜひデザインや素材、色など選んでくださいね。
また、ラック自体におしゃれな色味・デザインのものを選べば、収納ボックスで「見せる収納」がもっと楽しくなるかもしれません。
シンプルで収納力の高いラックの中でも、デザイン性が自慢のシリーズをご紹介します!
①工具不要で簡単組み立て、置くだけでおしゃれなワイヤーラック
②マットなブラックでシックにきまるノワールシリーズ
まとめ
スチールラックは物が取り出しやすく便利ですが、そのまますべてが見えてしまうとごちゃっとした印象になりがち。
小さい子どもやペットにいたずらされてしまう心配もあります。
手っ取り早くスチールラックの物を隠したい時には布が便利です。
しかし、きちんと感はいまひとつ。しっかりとおしゃれに隠したい時にはカフェカーテンやロールスクリーン、窓装飾アイテムを使いましょう。
そのほか収納ボックスで目隠しする方法があり、おしゃれに整理整頓ができます。
お部屋や理想のイメージに合わせて目隠しの方法を選び、スチールラックの便利さも、おしゃれなお部屋づくりも両立しましょう!
「種類があり過ぎて、どれを選べば良いか分からない…」
という方は、ご相談もお受けしています。収納とスチールラックのプロがお答えしますので、お気軽にお問合せくださいませ。
ライター。ヘルスケア・ワークライフの分野で、およそ10年執筆。
不安を「楽」「楽しい」に変えて暮らしを明るく…がライターとしてのモットーです!インテリアを通して心とカラダを元気にすべく、情報をおとどけします♪