『スぺパ』とは?限られた空間も、収納力アップのワザで広々づかい!

スペースパフォーマンスの説明

『コスパ』(コストパフォーマンス=費用対効果)
『タイパ』(タイムパフォーマンス=時間対効果)
という言葉はすでに皆さんご存じかと思いますが、『スぺパ』という言葉が新たに流行りつつあります。
今回は『スぺパ』とは何かというお話とともに、スぺパ志向を取り入れたおすすめ収納のご紹介をしていきます!

『スぺパ』とは?お家時間を豊かにする考え方

住まいに関する疑問

『スぺパ』という新しい価値観

『スぺパ』とは、スペースパフォーマンスの略語です。
スペースパフォーマンスとは空間対効果を意味する言葉で、限られた空間を効率よく使おうという新しい志向になります。

そもそも、このような考え方が始まった背景には住宅面積の縮小化が大きく関係しています。住宅金融支援機構が実施した調査によると、マンションの住宅面積(全国平均)は10年前に比べて約10%狭くなっていることがわかりました。

また、コロナ禍をきっかけに在宅ワークが普及し住環境に対する意識が高まったことも要因のひとつと言えるでしょう。

『ミニマリスト』にも通ずる概念

スペパを気にする人は、限られた場所を効果的に活用するためにモノの選び方を熟考する傾向にあります。
モノを最小限に抑え必要最低限のものだけを所有する、ミニマリストの考え方に通ずるものがあると言えるでしょう。

厳選したモノ以外を手放すことで、持ち物にかかる手間やスペースを節約し、精神的な満足を追求します。

買い物をするときに「長く愛用できるかどうか」「複数の用途に使えるかどうか」のような固有の基準を持ってるのがミニマリスト。これらは、スペパを考慮する人々にも共有される価値観であり、二つの考え方は密接に関連していると考えられます。

『スぺパ』のメリット

メリットのブロック文字

スぺパを考慮し、空間の最適化を行うと次のようなメリットがあります。

・ユーザーにとって、空間の使いやすさが向上する
・生活の質が高まるだけでなく、ストレスも軽減される
・設備や環境に無駄がなくなるため、省エネやコスト削減にも繋がる
・環境への配慮も進むため、サスティナブルな社会の形成にも寄与する
・ビジネスやサービスの提供面でも、顧客満足度の向上やブランド価値の向上に繋がる

『スぺパ』志向の収納術を場所とポイント別に紹介!

スぺパ志向の収納術

生活している中でお部屋の広さに対して物が多く、ゴチャゴチャしていると感じたことはありませんか?
その原因は、スペースパフォーマンスが低いからかも知れません。
ここからは、スペースパフォーマンスを高めるための効果的な収納法を3つ、壁面収納や家具選び、収納グッズ利用に分けて紹介します。

壁面収納でスペースを有効活用

壁面は、収納スペースとして非常に有効な場所です。
壁に棚を設置すると一気に物置き場が増え、床のスペースも広く使えるようになるでしょう。
壁面収納のポイントは、無駄なく壁を利用することです。窓やドアのあいだなど、一見無駄に思えるスペースも壁掛けの収納具で活用すると良いでしょう。
また、可視化は収納の敵です。壁面収納をするときは、なるべく扉付きの収納家具を選ぶと見た目もスッキリします。
最後に、重い物は下段、軽い物は上段にしまうと、物が取り出しやすいですし、万が一落下した時の危険も低減できます。

【写真の商品】
ルミナスノワール 突っ張りテンションラック
▲写真(左)のテンションラック

ルミナスノワール 突っ張りテンションラック
▼写真(右)のテンションラック

⇒幅60のテンションラックに組み合わせたパンチングボード

 

【その他の壁面収納おすすめ】

 

家具選びでスペースパフォーマンスを向上

収納方法そのものだけでなく、家具の選び方一つで部屋の収納スペースも雰囲気も大きく変わります。ここでは、家具選びのポイントを3つ紹介します。

①ぴったりサイズの家具を選ぶ
部屋の面積と比較して大きすぎる家具は避け、適度なサイズの家具を選ぶようにしましょう。
これにより通行スペースと収納スペースのバランスを保つことができます。

②収納性の高い家具を選ぶ
き出しや棚のついた家具は、小物を収納するのに便利です。
また背面収納ができる家具もありますので、それらを上手に使うと空間の有効活用ができるでしょう。

③家具の組み合わせ
ソファーとテーブルをセットにするなど組み合わせることで、家具が占めるスペースを最小限に抑えつつ収納面も考慮することが可能です。

【ピッタリサイズで収納性の高いアイテム】
ルミナスライトなら、横幅5cm刻みだからぴったりサイズが見つかるはず。細身の19mm径で見た目もすっきりします。
華奢でスリムな見た目でも、1枚の棚板あたり150kgの耐荷重で防サビ性能もプラスした頼り甲斐のあるシリーズです!

収納グッズを利用したスペースパフォーマンス

最近では多種多様な収納グッズが販売されています。その中から自分のニーズに合ったものを選びましょう。
バスケットボックスは見た目もおしゃれで、中身を見せないことでスッキリ感を出すことができます。
また、突っ張り棒吸盤ハンガーなどを使用するのも限られたスペースを有効活用するコツです。

衣類の整理整頓:
押し入れ収納グッズがおすすめ。
プチプチやたたみ込みでコンパクトに収納でき、押し入れの中も見やすくなるでしょう。

キッチン:
引き出し型やマグネット式のスパイスラックなど、使いやすさを重視したアイテムが便利です。
こうした収納グッズを活用して、スペースパフォーマンスを向上させましょう。

スぺパの注意点と対策方法をチェック

ポイント

スペースパフォーマンスは、生活環境の面積を最大限に活用するためのテクニックです。しかし、せっかく捻出したスペースもそのまま適当に収納してしまうと、有効活用につながらないことがあります。

【スぺパを考える上での注意ポイント】
①必要なものだけを収納する
②無理に収納しない
③ライフスタイルに合わない収納はしない

この3点をうまく実践するために、その背後にある理由をまずは理解しましょう。
適切な収納法・対処法も次章でお伝えします。

①収納しすぎない

適当に物をしまっていくと、ついつい収納すぎてしまう問題に直面します。その結果、必要なものが見つけにくくなったり、スペースが圧迫されたりするのです。

この問題の対処法として、まず考えるべきは「必要なものだけを収納する」という方法です。これは、ある種の断捨離とも言えます。持っているもの全てが本当に必要かどうかを再評価。不要なものは処分することがポイントとなります。

また、整理整頓のルールを設けることも有効です。例えば、新しいものを購入したら古いものを処分する「ワンインワンアウト」のルールは、物が増えすぎるのを防ぐ効果的な手段です。

②無理に収納しない

整理整頓が得意ではない」という人もいるでしょう。しかし、片付けや収納は無理に行うものではありません。物を押し込んでしまうと物が破損したり、また必要なときに取り出しにくくなったりします。

無理に収納しないための一つのアドバイスとしては、スペースに余裕を持たせることです。
全てのスペースを埋め尽くすのではなく、ある程度のゆとりを持つことで出し入れが楽になり、また新たな物を置く余地も生まれます。

また、物を見える状態にして収納することもオススメです。何がどこにあるのかが明確となり、無理にしまうことなくスムーズに取り出せるようになります。

③ライフスタイルに合わない収納はしない

物をうまく収納するには、それぞれの場所や物に適切な収納法を選ぶことが大切です。しかし、収納術を選ぶこと自体が難しいかもしれません。

では失敗せず収納方法を選ぶためのポイントとは何でしょうか。それは「自分のライフスタイルや好み、使用頻度を考慮する」ことです。

例えば、よく使うものは手前や手の届く高さに、見た目を重視するならディスプレイとして物を配置しましょう。そこを踏まえたうえで、スペースの限られた小さな部屋では、使用頻度の低いものは壁面や天井近くなど上方向へ収納するのも有効です。

スぺパを向上すれば生活にプラス!

置時計

都市部の住環境は一層狭くなっています。その中でわずかなスペースを最大限に活用し、心地よい生活空間を作り出すスキル、それが『スぺパ』です。

部屋が狭くても、ひと工夫することにより驚くほど使いやすく、落ち着く空間を手に入れることができます。

時間にゆとりができる

スぺパの基本は、まず「使うものを手の届く位置に置く」ということです。よく使うものが手元にあることで、無意識に動きがスムーズになり時間を有効に使えます。つまりスぺパはタイパを良くする方法でもあるのです。

ここで重要となるのは物を使うライフサイクルを理解し、日々の動き(ルーチン)に合わせて位置を決めていくこと。朝起きて出かけるまでの支度も必要なものを動線上に収納できればもっと時短もできますよね。

次に、収納法も重要です。工夫した収納法により、見た目の美しさと使いやすさを両立させることが可能となります。
自分のライフスタイルに合った収納方法を見つけられれば、スペースを快適に使いこなすことができます。

心地よさ、QOLの向上につながる

収納法の選び方により、生活の質(Quality Of Life)も変わってきます。
有限のスペースを効率的に活用することで、生活空間が広がり心地良さが増すはずです。また、物事がスムーズに動き出し、丁寧な生活を送ることができるようになるのもポイントです。

そのためには「何を収納するのか」を考えるだけでなく「どう活用されるか」についてもしっかり考える必要があります。どの物をよく使うか、どの位置に置くべきかを考えて収納。そうすることで、自然と身体が場所を覚えて、ストレスなく物の出し入れができるようになります。

スぺパ向上は収納術の工夫で!もっと生活を豊かに

家を前に考える女性

いかがでしたでしょうか。
「スぺパ」という言葉を耳にして、気になっていたけれど自分でどうすれば良いか分からなかった方。はじめて耳にしたという方も、いらしたかと思います。

今回、ご紹介したスぺパ向上のアイディアを活用して、もっと広々と快適なライフスタイルを築いていただければ幸いです。おすすめの収納商品も掲載していますので何を収納するのにも便利、汎用性の高いラックもぜひ活用してみてくださいね。

「種類があり過ぎて、どれを選べば良いか分からない…」という方は、ご相談もお受けしています。収納とスチールラックのプロがお答えしますので、お気軽にお問合せくださいませ。