サビを防いでスチールラックを長く使う!予防と対処法を知ろう!

棚に並ぶサビた容器

スチールラックはその耐久性の高さから、さまざまな現場で使用されています。
しかし、時間経過とともにサビが発生することも…
せっかくの耐久性に影響を与えてしまうため、
サビてしまったら早めに対処する必要があります。

そこで安心・安全に使用できるよう、
スチールラックのお手入れ方法を紹介します。
ぜひ参考にしてください!

スチールラックのサビ対策をする前に、スチールという金属を知ろう

スチールが使用された工場設備

スチールは、鉄を主成分とした合金です。

鉄よりも強度や耐久性が向上しており加工性も良いため、多くの用途に適しているのが特徴。
建築材料、自動車部品、機械部品、家電製品など、幅広い製品に利用されています。

ただし、スチールは酸素や水との接触によりサビが発生する可能性があります。
特に湿度の高い環境や酸性の物質にさらされると、サビのリスクが高まるので注意が必要です。

しかし、サビ対策として表面に防錆処理や塗装を施したものや、
ステンレス鋼など耐食性の高い合金を使用した製品もあります。

併せて適切なメンテナンスや定期的な清掃なども行うことも、
サビの発生を予防するうえで重要なポイントです。

スチールラックの敵、サビについて知ろう

錆びた鉄のパイプ

サビとは「鉄が酸素や水との化学反応によって腐食される現象」です。
主に鉄の特徴的な腐食現象を指す言葉ですが、
他の金属や合金でも腐食が起こることがあります。

サビによって表面が浸食され穴が開いたり強度が低下したりするため、
金属製品には防錆対策が欠かせません。

そもそもサビの発生を促すものは、湿気、塩分、酸素などの要素です。
そのため防錆対策としては、
塗装やコーティング酸化防止剤の使用などが一般的に行われます。

また鉄合金の中でもステンレス鋼は、
クロムやニッケルなどの合金成分によって表面に薄い酸化皮膜が形成されます。
こうしたことから、サビにくいと言われており防錆製品として活用されているものもあります。

じゃあサビに強いステンレスならサビないのか?

ステンレスの調理器具

一般的にサビに”強い”とされているステンレスでも、残念ながらサビてしまいます

ステンレス鋼は表面に形成される酸化皮膜が、酸素や水分からの攻撃を防ぎます。
しかし、極端な環境下や酸化皮膜が破損した場合には一部のサビは発生してしまうのです。

そこで適切なメンテナンスや環境管理が重要になっています。
きちんと対策すれば、ステンレス鋼の耐サビ性能はさらに高められます。

スチールラックがサビる、よくある原因は?

サビの発生を促す要素が、湿気、塩分、酸素という話をしました。
中でも原因となることが多いのが「水分」です。

スチールラックの表面に傷があると、水分が入り込んでサビの原因になります。
特に足元の部分は傷つきやすいので、底上げするなどの対策が必要です。

また、酸やアルカリなどの薬品もサビの原因となることがあります。
定期的に拭き取り清掃し、きれいな状態を保つようにしましょう。

スチールラックがサビたときの対処法

レモンの断面図

スチールラックにとって、サビは天敵!
予防に取り組みつつ、もしもサビてしまったらすぐに対処しましょう。
続いては、サビができてしまってからの対処法をご紹介します。

・酢やレモンジュース(クエン酸)を使用する方法

1 少量の酢やレモンジュースをサビの部分に塗ります
2 数分放置してから柔らかい布で軽くこすります
3 最後に水で洗い流し、乾かします

・重曹を使用する方法

瓶に詰め替えた重曹と計量スプーン

1 重曹を水でペースト状にし、サビの部分に塗ります
2 1時間ほど放置します
3 メラミンスポンジなどで軽くこすります
4 最後に水で洗い流し、乾かします

・サビ取り剤を使用する方法

1 金属用のサビ取り剤を選びます
2 サビの部分にサビ取り剤を塗ります
3 指定された時間放置します
4 サビを布やブラシで取り除きます
5 最後に水で洗い流し、乾かします

これらの方法を試す際には、素材や表面加工に合ったものを選び
優しく行うことが重要です。
使用するサビ取り剤の指示に従ってください。

・サビ取りの注意

強く擦ったり過剰にサビ取りをしたりすると、
表面のメッキも剥がれる可能性があります。

特にスチールの表面に処理されたメッキは摩耗に弱く、
一度剥がれると水分や酸素の影響を受けやすくなってしまう面も。
サビが進行する恐れがあるため、適切な取り扱いと注意が必要です。

スチールラックがサビないために、日頃からできるお手入れ

雑巾を絞る

サビを発生させないためには、やはり日頃からのお手入れが欠かせません。
続いて具体的なお手入れの方法を見ていきましょう!

・こまめに拭き取る

金属の上の水滴

酸素・水・汚れ・塩分は金属の腐食とサビの原因となるため、
こまめに拭き取ることが重要です。

汚れや水分が付着したままでは、
不働態化(金属表面の腐食作用に抵抗する膜が生じた状態)せず、サビが発生しやすくなります。

また、塩素イオンは不働態皮膜を破壊する作用があります。
海岸の近くでは金属がサビやすく、
塩素系漂白剤を使用するとサビが発生しやすくなるのはそのためです。

定期的な清掃や汚れ・水分の除去は、サビの予防に役立ちます

・ほかの金属とくっつけない

これは「もらいサビ」を防ぐためのポイントです。
もらいサビとは表面に他の金属がくっついたまま放置され、
それが起点となって本体もサビてしまう現象です。

身近な例として挙げられるのが、ステンレスの作業台の上に
サビた缶を置くと赤サビが台に移ってしまうようなケースです。
このまま放置してしまうと、赤サビを取り除くことが難しくなります。

シンクのもらいサビ

もらいサビを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

表面に他の金属を付着させないよう、金属製品を置く際は注意する
・付着してしまった場合は早めに取り除くか、間に遮蔽物を置くなどして隔離する
・ステンレスなどの金属表面を定期的に清掃し、汚れや他の金属の付着を防ぐ

これらの対策を行うことで、もらいサビの発生を防げます。
金属表面の美観や耐久性も保てるでしょう。

・サビは小さいうちにとる

サビは一度発生すると、急速に進行していきます。
阻止するためには、なんといっても早期に対処することが重要です。

サビを発見したら、なるべく小さいうちに除去しましょう。
内部に広がる前に迅速に対処すれば、被害を最小限に抑えられます。

スチールラックのサビがひどい場合は、防錆ラックに交換

 

サビ取りは簡単な場合もありますが、
大規模なサビには対処しきれないこともあります。
サビがひどい場合は早めに、
新しいスチールラックに交換することも検討しましょう。

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