押入れの収納のカビ・湿気対策にはスチールラックが効果的!アドバイザーが使い方を徹底解説

押入れの収納のカビ・湿気対策にはスチールラックが最強!アドバイザーが解説

押入れに洋服やバッグなどを保管しているとカビくさくなったり、カビで白くなったりと困った経験がある方も多いのではないでしょうか。
そのような押入れ収納のお困りごとには、「スチールラック」を活用することで解決できるかもしれません。

スチールラックは、「湿気がこもらない」「高さを調節できるので隙間を作れる」「キャスター付きで移動が便利」「湿気に強いなど」、さまざまなメリットがいっぱいです。
そんなスチールラックの効果的な使い方を、アドバイザーがご紹介します!

ポイントは、「収納ボックスには入れないこと」「しっかり隙間をつくること」「余裕を持って収納すること」「定期的に押入れから出すこと」「除湿剤を使うこと」など。
それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

スチールラックが押入れ収納に最強な理由

押入れ収納と言えば衣装ケースなどが定番で、昔ながらの和風収納である押入れに、スチールラックを組み合わせるといった発想そのものが思いつかない方もいるかもしれません。

しかし、スチールラックはそのまま使うのはもちろん、押入れ収納としても大活躍してくれるアイテムです。
スチールラックにはさまざまなサイズのものがあり、押入れの下段や上段にぴったり収まるサイズや、小さな隙間に置けるコンパクトなサイズもあります。

押入れ収納にスチールラックを活用することで、収納としてはもちろん効果的なカビ対策や湿気対策としても大活躍してくれます。
それでは、なぜスチールラックが押入れ収納に最強なのか、その理由を解説しましょう。

棚板・背板がないから湿気がこもらない

収納ボックスや衣装ケースなどは密閉されてしまうため、湿気がこもりやすくカビやすいというデメリットがあります。
これに対して、スチールラックは棚板や背板がないため開放された構造になっており、湿気がこもりにくい構造になっています。

スチールラックを押入れに入れて整理整頓したら、天気の良い日などにたまに押入れを開け放って風通しを良くしてあげれば、湿気やカビで困ることは少なくなります。

高さを調整できるので、余裕のある収納ができる

スチールラックは高さを調整できるため、押入れの高さや設置したい場所に合わせて置けるのも魅力です。
棚と棚の間におのずと隙間ができるため、1段ごとに余裕をもってバッグを並べたり、ハンガーラックに服をかけたりするようにすれば重なり合いが少なくなり、カビや湿気から大切な衣類を守ることが可能です。

衣装ケースだと、ついつい服を重ねすぎたり、バッグなどをギュウギュウに詰め込んだりしてしまうため、結果的に風通しが悪くなり、カビが発生する原因になってしまいます。
これに対し、スチールラックならその心配がありません。

キャスターを付けられるので引き出し可能

押入れは奥行があるため、奥まで手を伸ばしにくいのが悩みです。
特に下段の場合はかがむ必要があり、物を整理整頓するのに一苦労させられることもしばしばあるかもしれません。
また、大きな衣装ケースや収納ボックスの場合、出し入れするのも大変です。

しかし、スチールラックの下部にはキャスターを付けられるため、引き出しやすいのも魅力です。
キャスターが付いていれば、必要に合わせて外に出して整理整頓し、利用が終わったら再び押入れの中にサッと戻せるので手間がかかりません。

スチールラック自体が湿気に強く衛生的

スチールラックは水回りでも使用できるほど、湿気に強いアイテムです。
押入れの中に入れて使っても、サビにくく、カビも付きにくいので衛生的に使えます。
菌であるカビは、わずかでも発生するとどんどんと繁殖していきます。
収納アイテムにカビが発生すると、服やバッグなどの収納物にも繁殖していくおそれがあるので注意が必要です。
この点、スチールラックは湿気に強く、カビが発生しにくいので安心して使えます。

湿気をこもらせない&カビを生えさせないための注意点

スチールラックはカビや湿気対策に最適ですが、利用するには注意点もあります。
湿気をこもらせない&カビを生えさせないための対策を講じながら、スチールラックをうまく活用しましょう。

収納ボックスには入れない

収納ボックスに入れたうえで、スチールラックに載せるのはおすすめできません。
せっかく開放的で通気性に優れたスチールラックを置いても、収納ボックスに詰め込めば通気性を悪くしてしまいます。
昔ながらの桐箱であれば、木の吸湿作用で湿気を防ぐこともできますが、桐箱は高級品でコストがかかります。
また、桐箱であっても定期的に出して風を通さないと湿気がこもってしまいます。
一方、近年活用されているプラスチックケースは密閉される分、湿気がこもりやすいです。
簡易的にダンボール箱などに入れて保管すると、ダンボールそのものが湿気を帯び、カビやすくなります。
そのため、収納ボックスに入れることなく、スチールラックに直接並べたり、かけたりするようにするのがおすすめです。

隙間を空けて余裕をもって収納する

重ね合うと湿気がこもりやすくなり、カビの原因になります。
ギュウギュウに詰め込むのではなく、隙間を空けて余裕をもって並べるようにしましょう。
スチールラックの場合、棚を設置するので、上下にはおのずと余裕が出ます。
棚に横並びする際や、棚の間に上から下へと重ねて並べる際に、ゆとりをもたせて通気性を確保することを意識しましょう。

最下段と床の間を適度に空ける

湿気は下にたまりやすいため、スチールラックの最下段と押入れの下段や上段の床の間を適度に空けるようにしましょう。
キャスターを付けることで出し入れがしやすくなるだけでなく、床との間を適度に空けられるので一石二鳥です。

定期的に押入れから出す

スチールラックがカビや湿気に強いと言っても、押入れを閉ざしたままでは、やはり湿気がこもってしまいます。
定期的に押入れから出し、風通しをしてあげることがポイントです。
キャスターを付ければ、出し入れもしやすくスムーズです。
上段に置くなどキャスターを付けても出しにくい場合は、定期的に押入れの扉を開け放つなどしましょう。

除湿剤を入れる

除湿剤を入れる

除湿剤もぜひ活用することをおすすめします。
市販の除湿剤を隙間に置き、定期的に交換してください。
せっかく除湿剤を置いても、水がたまったままになっていると意味がありません。
定期的にチェックし、除湿剤の交換も行いましょう。

既にカビが生えているものは収納しない

もし、収納アイテムに既にカビが生えたものがあれば、そのまま使用せずにカビを取り除きましょう。
カビは繁殖するので、一緒に置いておくと他のアイテムにもカビが移ってしまいます。
極わずかに思えても、目に見えないカビ菌が大量に付着している可能性があります。
カビが生えたアイテムは取り出して、カビを取り除いて陰干しや虫干しするなどしてケアするか、ダメージがひどい場合には思い切って処分しましょう。

押入れ収納をスチールラックで行う際のデメリット

押入れ収納にスチールラックを使う際は、少なからずデメリットも生じます。
デメリットについて理解したうえで、スチールラックを使うか否かを判断したり、デメリットを軽減したりする方法を試してください。

ホコリが被りやすくなる

スチールラックは密閉されておらず、開放的な収納棚です。
そのまま並べることになるため、ホコリが被りやすくなります。
だからといって、服をクリーニングに出した際のビニールカバーなどを付けたまま保管してしまうのはおすすめできません。
かえって湿気がたまりやすくなるので、ビニールカバーはかけないことが大切です。
押入れ収納の場合、押入れの扉やふすまをしっかり閉めておけば、ホコリが被ることは基本的にありません。
隙間が空いていると、そこからホコリが入り込み、入り口付近に置かれたものなどにホコリが付く場合があります。
収納中は押入れの扉をしっかりと閉めたうえで、ホコリをシャットダウンしましょう。
そのうえで、定期的に出し入れをしたり、風通しをしたりするのがおすすめです。
出した際に洋服ブラシなどで軽くホコリを払ってあげると、綺麗な状態で保管できます。

小さい押入れはサイズがない場合がある

スチールラックにはスリムなものや低いものもありますが、押入れが小さい場合には合うサイズがない可能性もあります。
スチールラックの商品ページには外寸や内寸などが表示されていますので、実際に押入れのサイズを測ったうえで、余裕をもって入れられるサイズのスチールラックがあるか確認しましょう。

和室の雰囲気に調和しない

スチールラックは洋風な家具なので、押入れがある和室の雰囲気には調和しないかもしれません。
ただ、シルバーカラーのスチールは基本的にはどんなテイストの場所にも調和しやすい色味です。
スチールラックを畳の部屋に設置するのではなく、押入れの中に納める分にはミスマッチも起こりにくいです。

また、シルバーカラーのほか、黒く塗装したスチールラックもあり、場合によっては黒のほうがより和室や押入れに合うかもしれません。
スチールラックを出し入れする際に、キャスターで畳を傷つけたくないといった不安がある場合には、出し入れする際にバスタオルを敷くなど対策をとりましょう。

まとめ

押入れ収納で服やバッグなどがカビくさくなったり、湿気がたまって傷んだりしてしまうとお悩みなら、スチールラックを使うのがおすすめです。
スチールラックであれば、さまざまなサイズのものがあるので押入れ内に入れて使いやすい、キャスターを付けると出し入れが楽になる、風通しもしやすくなるなどのメリットがあります。
収納時には、隙間を空けるようにして詰め込みすぎず、通気性をよくするようにしましょう。

「ここまで読んだけど、まだ疑問がある…」「迷ってアイテムを選べない」などお悩みでしたら、気軽にご相談ください。
収納整理アドバイザー1級の有資格者や、お客様対応5,000件の実績をもつスタッフが在籍。
スチールラックの取り扱いや収納術を、商品購入をお手伝いします!

ABOUTこの記事をかいた人

インダストリアル・ブルックリンなど実は様々なテイストにも馴染むスチールラック。昨今は多くのデザインや機能があり、デスクやハンガーラックにも変身したりと、とても幅広い商品です。スチールラックの利便性や最新情報をコンテンツを通じて発信していきます!