スチールラックのサビ落としガイド|白いくすみ・ホコリ掃除もプロが解説

スチールラックを拭いて汚れた雑巾

スチールラックを使っていると、白い汚れや白い粉のようなものがついていることはありませんか?

実はこちら、サビによるものなんです。一見頑固そうですが、実は簡単に落とすことができます!

今回は、こうした白い汚れや、サビができた場合の掃除方法をご紹介。

スチールラックを多数扱う当店のプロが汚れの種類やレベルごとに伝授します。今お使いのスチールラックも新品同様のピカピカに生まれ変わらせましょう!

「もう捨てたほうが良い?」と思っていた方も、引き続き快適に使っていただけるかもしれません。

くわえて普段の簡単なお手入れ方法もご紹介します。

お掃除と併せて、ホコリなどの汚れ対策をしたい!という方は、こちらのシートもご活用ください。

スチールラックで掃除したい3大汚れ

掃除道具

スチールラックを掃除する前に、どんな汚れが付いているのかを見極めることが大切です。

スチールラックの汚れで代表的なのは「ホコリ」「サビ」「白いくすみ」です。

それぞれの汚れの掃除方法を見ていきましょう。

ホコリを取る場合のお掃除方法

ホコリふきとり

 

ホコリはスチールラックに限らず、どんなものにも付きます。空気中に舞っているホコリが付着するものですが、掃除せず長く放置するほど堆積します。

スチールラックは金属製なので、静電気の影響でホコリが付着しやすい性質もあるため、こまめにお手入れしたいところです。

一方カラー塗装していないスチールラックなどの場合、銀色のスチールが反射してホコリが付いていてもわかりにくい場合も少なくありません。

汚れていないと放置しがちになり「久しぶりに拭いてみたらけっこう汚れていた」といったこともあるので気を付けましょう。

■ホコリを取る場合のお掃除手順

電解水シート

ホコリを取るには、日常の手入れなら乾いた布で拭くだけでも落とせます。

もっとも、乾いた布では周囲にホコリが舞い散ってしまうので、手早く行うには市販のお掃除シートを使うと便利です。

100円ショップなどで販売されている電解水シートなどを用いて、1本1本のスチールをきれいに拭いていきましょう。

湿気が残るとサビを招くため、お掃除シートで拭いた後は、乾拭きすることが大切です。

黒ずんでいたり、食品カスや糊のような粘りのある汚れが付着したりしているなどで落ちにくい場合は、中性洗剤を使いましょう。

【手順】
①やわらかい布などに中性洗剤を吹きかけるか、湿らせたうえで汚れた部分に当て軽く押さえながら拭き取る。
②汚れが取れたら、軽く水拭きして洗剤を取る
③乾拭きして水気を除去。

 

なお、スチールラックの汚れを落とす際にシンナーやアルコール、次亜塩素水などの強い成分は使わないようにしましょう。

コーティングが剥げてしまう場合やサビさせる原因になります。

■ホコリを日頃から防ぐおすすめツール

待っているホコリが積もるのを防ぐロールスクリーン

ホコリは日々少しずつ積もり、気づかないうちに溜まってしまうものです。そのホコリの侵入をできる限り防ぎたい方には、ロールスクリーンを使って“ホコリの通り道”を遮断する方法もおすすめです。

ラックまわりに舞い込むホコリ自体を減らしたい場合は、ラックの前面にロールスクリーンを設置して、「目隠し兼ホコリ避け」として使う方法もあります。オープン収納の見せる雰囲気は活かしつつ、ホコリの通り道だけを塞ぐことができます。ぜひお試しください。

 

サビを取る場合のお掃除方法

凄くサビているラック

スチールラックは木製やプラスチック製のラックと違い、サビることがあるので注意が必要です。

特に水回りなど湿気が多い場所で使っている場合は、気を付けましょう。

表面がコーティングされているとサビにくいものの、コーティングが剥がれてくるとサビやすくなります。

少しでもキズが付くとサビびやすいので、扱いにも気を付けなくてはなりません。

【掃除に使う物】
・楽なのはサビ取り消しゴム
・薄めたクエン酸
・サビが広範囲にわたっているときは重曹
・サビが酷い場合や手っ取り早くサビを除去したい場合はサビ取り剤

 

スチールラックのサビは、最初は青黒く見えても、やがて赤くなってきます。

赤サビは鉄を腐食させるので、放置するとどんどんサビが広がってしまいます。

最終的にはボロボロになるおそれがあるので、早めの対処が不可欠です。

サビ取りは、サビの度合いによってもおすすめのお掃除方法が異なってくるため、レベルごとの方法をお伝えします。

初期段階の軽いサビならサビ取り消しゴム

まず初期段階の軽いサビなら、100円ショップなどで販売されているサビ取り消しゴムが便利です。

サビ取り消しゴムでサビの部分を擦るだけで、スチールラックにキズを付けることもなく落とせます。

最もメジャーな方法クエン酸

クエン酸を使う方法もあります。お掃除用にクエン酸を準備されている方は、試してみましょう。

【手順】
①クエン酸と塩、水、ラップかキッチンペーパーと、スポンジ、布を用意。クエン酸の代わりにレモン果汁でも代用可能
②クエン酸と塩を1対1の割合で混ぜて少量の水を加えます
③これをスポンジに付けてサビの部分に塗布。ラップかキッチンペーパーで覆い、サビの酷さに合わせ30分~1時間放置
④放置したらスポンジでサビを擦り落とします
⑤乾いた布で拭き取れば完了

サビが広範囲にわたっているときは重曹

頑固なサビや、サビが広範囲にわたっているときには重曹を使うのもおすすめです。

①重曹と水、スポンジ、布を用意
②重曹と水を1対4の割合で混ぜたら、スポンジに付けてサビの部分に塗布
③サビの度合いに応じて、30分~1時間ほど置きます
④スポンジでサビを擦り落とし、布で拭き取ったら完了

さらにサビが酷くて落ちない場合、重曹とクエン酸を組み合わせて掃除すると、より効果的です。

サビが酷い場合はサビ取り剤

サビが酷い場合や、手間をかけずに手っ取り早くサビを除去したい場合は市販のサビ取り剤を用いましょう。

サビ取り剤にもさまざまな種類があるので、スチールラックの素材や使用説明書などを確認し、サビ取り剤の表記も確認して、適したものを選びます。サビ取り剤の使い方に沿って適切に掃除すれば、スピーディーにサビが除去できます。

💡 水回りでスチールラックを使う方へ
  • とくに水回りや湿気の多い場所でスチールラックを使う場合は、どうしてもサビが発生しやすくなります。そのため、「最初からサビに強いラックを選ぶ」という選択肢もおすすめです。

    ルミナスシリーズには、水回り向けに防サビ加工が強化された上位ラインもあるので、湿気の多い場所で使う方はチェックしてみてください。

 

白いくすみを取る場合のお掃除方法

デメリット

スチールラックに、白く粉のようなポツポツとしたものが付くことも少なくありません。

特に水回りや換気が悪い・湿気の多い場所などに設置していると、いつのまにかスチールが白くくすんでいることがあります。

これはホコリやカビと間違われやすいのですが、実はサビの一種で「白サビ」と呼ばれます。

白サビは、鉄地に亜鉛をメッキしているケースで起こりやすいです。

掃除に使う物】
・軽いくすみなら、アルカリ電解水のお掃除シート
・拭き取るだけでは落ちない、しつこいくすみは、使わなくなった歯ブラシ
・頑固な白いくすみは、サンドペーパーやワイヤーブラシ

亜鉛が空気中の酸素や湿気に含まれる水分と反応して、酸化することで発生します。

■白いくすみを取る場合のお掃除の手順

スプレー掃除

白いくすみもサビの一種です。やはり、サビの進行具合に合わせた掃除方法がおすすめです。軽いくすみなら、アルカリ電解水のお掃除シートで拭き取るだけでも落とせます。

【手順】
①隅々までしっかりと拭き取る。
②水気を残さないよう乾拭き。
③アルカリ電解水のスプレーを布に付けて掃除。
④拭き取るだけでは落ちない、しつこいくすみは、使わなくなった歯ブラシで磨く。

でも、細かなワイヤーの隙間をお手入れするのは、なかなか手間がかかりますよね。面倒でつい適当になったり、逆に1本1本掃除して何時間もかかってしまったり…なんて経験がある方もいるのではないでしょうか。

そんなとき天板が網目状でなく一枚の板状になったフラットシェルフなら、表面をさっと拭くだけで済むので、お掃除がぐっとラクになります。こういったオプションパーツを利用するのもおすすめです!

 

汚れを防止するための普段の対策

ひらめく女性

ポイントは乾燥させること

ここまで、ホコリ・白いくすみ・サビの掃除方法を紹介してきました。どの掃除でも共通して大切なのは、作業後にしっかり水気を拭き取り、濡れた状態を放置しないことです。さらに、日頃から換気をよくして乾燥した環境を保つことで、サビやくすみの予防につながります。

とはいえ、掃除が必要なのはスチールラックだけではありません。家事の合間にラック1段ずつ丁寧に拭くのは、なかなか大変ですよね。そんな方には、スチールラック専用シートを敷いて“汚れ自体をつけにくくする”対策がおすすめです。

汚れ・水分をガードする「ビニールシート」を活用

ルミナスビニールシートはPVC(塩化ビニール)製で、ラック本体にホコリや水分が直接付かないよう保護してくれます。透明タイプなら見た目の圧迫感もなく、スチールの質感を損なわないのが魅力です。

また、シートを敷くことでワイヤー棚のすき間がなくなり、小物が落ちにくくなるという実用的なメリットもあります。

見た目もこだわりたいなら「ウッドシート」を活用

インテリア性を高めたい方には、ルミナスウッドシートがおすすめです。シックで落ち着いた雰囲気に仕上がり、汚れ防止とデザイン性の両立が可能です。

一方、おしゃれな雰囲気にしたいなら、ルミナスウッドシートもおすすめです。シックなテイストで、お部屋の雰囲気をおしゃれにしながら、汚れを防いでくれます。

 

汚れにくいスチールラックをご紹介

汚れやサビ、白いくすみのお手入れが面倒と感じる方や、長くきれいな状態で使いたいときには汚れにくいスチールラックを手に入れるのもおすすめです。

これから新たに買う予定がある方や買い替えを検討している方は、抗菌・防サビ性能に優れたルミナスのプレミアムラインシリーズの中からサイズやデザインが合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。

ルミナスプレミアムラインシリーズは、スズメッキ加工をしたうえで、クリアコーティングも実施。

防サビのためのダブル加工が施されているので、加工を施していないスチールラックと比べると、約5倍もの防サビ作用が期待できます。

また、ルミナスプレミアムラインシリーズにはさまざまなタイプが用意されています。設置スペースや置きたい場所に合わせて選びましょう。

①[25mm]ルミナスプレミアムライン3段幅60幅61×奥行46×高さ101cmZWH-60903

3段のスチールラック

②[25mm]ルミナスプレミアムラインソリッドシェルフ付き3段幅90幅91.5×奥行46×高さ101cmZ1H-90903

 

3段の幅広スチールラック

サビに強いといわれる、ステンレス製品にも負けない効果が期待できるほどです。ステンレス製品は高価ですが、防サビダブル加工のスチールラックなら利用しやすい価格でコストパフォーマンスにも優れています。

抗菌コーティングもされているので、きれいな状態が保てるのも魅力。キッチンや脱衣所など水回りでの利用や、窓が少なく湿気がこもりやすい部屋などに特におすすめです。

スチールラックの掃除まとめ

いかがでしたか?スチールラックを適切な方法で掃除して、新品同様にきれいにする方法をお伝えしました。

元々長持ちするものですので、日ごろから清潔に保てばさらに末永くお使いいただけます。

他にも何かスチールラックに関する疑問があれば、こちらへご相談ください。