女性の一人暮らしで必要な収納&効率的な収納術を解説

都市部では家賃も高く、女性の一人暮らしの間取りでは1Kやワンルームなど狭い部屋になってしまうのが一般的。とはいえ洋服や靴をはじめ、小物やインテリア、家電に推しグッズなど物が多くて収納に困る方も多いのではないでしょうか。

この記事では、狭い部屋でも物があふれないように、女性の一人暮らしで必要な収納と効率的な収納術を解説します。

「片付けられない」のはもしかして、物の収納が上手くいっていないからかも。この記事を参考に、すっきり片付いて使い勝手の良いお部屋を実現しましょう◎

女性の一人暮らしで必要な収納の量とは

日本で女性が一人暮らしをするとき、地域を問わず一般的に選ばれるのはワンルームか1Kです。

社会人経験を積み、収入が上がって少し家賃を上げて広めの部屋を選びたい方や、家賃が安い地方暮らしの方でも1DKから1LDKにとどまるのではないでしょうか。

あくまでも一人暮らしなので、部屋がいくつかあっても使わないという理由もあるかもしれません。

まずは、各間取りについて確認しておきましょう。

ワンルーム…15~25平方メートル程度。必要最低限の生活空間
1K…20~30平方メートル程度。キッチンが別でワンルームより広め
1DK…25~35平方メートル程度。ダイニングキッチンが広く居室も確保
1LDK…30~45平方メートル程度。リビングスペースが広く居室も別

 

1DKや1LDKに住めるようになれば、少しは部屋のスペースにもゆとりが出ますが、女性の一人暮らしに一般的なワンルームか1Kの場合、生活用品や衣類などで収納場所に困るケースが多いのではないでしょうか。実際に収納が足りないという声は多く聞かれます

続いて、賃貸物件にある主な収納スペースを見ていきましょう。

 

■クローゼット
多くのワンルームや1Kには、クローゼットが1つ備わっているのが一般的です。サイズはさまざまですが、幅が60cmから90cm、高さは2m前後が多くなります。

■押し入れ
賃貸物件が和室の場合、押し入れが付いていることがあります。押し入れは一般的に、幅が90cmから180cm、高さが約2m、奥行きが60cm前後です。

■シューズボックス
玄関にシューズボックスがあって、スペースは限られていることが多いですが、靴を収納するには一般的には十分なサイズといえます。ただし、靴の数が多い方や冬の長いブーツなどは収まらないことがあります。

■キッチン収納
キッチンにはシンク下に収納が付いているのが一般的です。また、キッチンの上に吊戸棚やキャビネット、棚が備わっているケースも多いです。調理器具や食品を収納できますが、キッチンのサイズによって収納スペースの大きさに差が出ます。キッチンサイズが狭いと、収納スペースも限られます。

■壁面収納やラック
備え付けではありませんが、一人暮らしの狭い部屋を有効活用するためにおすすめなのが、壁面収納やラックです。たとえば壁に取り付ける棚やフック、ラックなどを利用して、限られたスペースを有効活用すると良いでしょう。

■ベッド下収納
一人暮らしでは少しでも収納スペースを高めるために、収納付きベッドを購入する方も多いのではないでしょうか。ベッド下に引き出しが付いているタイプやコンテナを活用して、衣類や布団などを収納可能です。

部屋に備え付けの収納を生かした収納術

部屋に備え付けの収納というと、洋室ならクローゼット、和室なら押し入れが一般的です。
特に1R・1Kまでのお部屋では、大きな備え付けの収納はクローゼットまたは押し入れのいずれか1つになります。
ワンルームの場合はロフトがあるお部屋もあるかもしれません。

ここからは、クローゼットがメイン収納である場合と、押し入れがメイン収納である場合、ロフトがメイン収納である場合について、収納方法を解説します。
さらに、以降の解説では、玄関・キッチンの収納方法や収納におすすめのアイテムなどもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

洋室でクローゼットがメイン収納

クローゼット洋室のみの場合は、基本的にクローゼットがメインの収納として付いていることがほとんどです。
クローゼットの収納方法は、上中下の縦3段に分ける方法と、左右2つに分ける方法があります。

【上中下の縦3段に分ける方法】
クローゼットの構造にもよりますが上部に棚が付き、その下にハンガーが付いているような仕組みの場合、上中下で分ける方法が考えられます。

上の棚
手が届きにくく、脚立や踏み台がないと届かない場合もあります。そのため、使用頻度が少ないものを置くようにしましょう。
棚の耐久性はあまり高くない上、重いものを置くと高い場所から取り出すのが大変になるので、比較的軽いものを置くのがおすすめです。

中段
ハンガーを利用して、衣類を並べます。

下段
ダンボールに入れたままの物を並べたり、物を重ねたりして積んでしまう方も少なくありません。
この置き方は何があるかわからなくなり、乱雑になってしまうため、透明の収納ケースなどを設置して、洋服や下着、バッグや小物類などを整理整頓するのがおすすめです。

【左右2つに分ける方法】
クローゼットの扉が左右に開けるタイプの場合には、左右2つのスペースに分け、真ん中にメインのものを置く方法がおすすめです。

左右の両端
扉で隠れやすいので、普段ほとんど使わないようなものを置くスペースに

クローゼット中央部
よく着る服やよく使うものを並べます。洋服をハンガーにかけるとともに、透明の収納ケースなどを置いて整理整頓しましょう。

なお、クローゼットに棚がない場合の収納術についてはこちらの記事もご覧ください。

棚がないクローゼットの収納はどうする?限られたスペースを生かすアイデア

和室で押し入れがメイン収納

押し入れ

和室で押し入れがメインの収納である場合、押し入れの構造をまずチェックしましょう。
一般的には上(天袋)があり、その下が2つに分かれる構造です。そこで、上段・中段・下段にどんなものを入れて、どんな収納グッズを使えば良いか見ていきましょう。

上段
踏み台や脚立などがないと届きにくい高さにあるのが一般的です。
そのため、あまり使わないものや、季節で交換するものなどを入れると良いでしょう。

中段
一番、出し入れがしやすい高さです。
よく使うものや頻繁に出し入れしたいものを入れるのがおすすめですが、押し入れはクローゼットに比べて奥行きが深いので、入れ方に気を付ける必要があります。
奥に押し込んでしまうと取りにくくなり、忘れてしまう心配があるので、透明の収納ケースなどを置いて整理整頓したり、ハンガーなどで服をかけられるように工夫しましょう。

下段
安定性があるので、重いものを収納できます。
季節の家電、たとえば、扇風機や電気ストーブなどを保管するスペースにしたり、小さな本棚を置いて本を並べたりすることもできます。
衣装ケースや収納ケースを置いても良いですが、キャスター付きのものを使うと、出し入れがしやすく、奥行きのある押し入れをフル活用しやすいです。

ロフトがメイン収納

ロフト収納
ロフト
の大きさや天井高によっては、ベッド代わりにする方もいますが、狭いところで寝たくない方は収納として活用しましょう。
ロフトが広いからといって、どんどん物を置いていくと、何がどこにあるのかわからなくなります。
それらを未然に防ぐために、ロフトの高さと同じ収納棚を置いたり、収納ケースなどを置いたりして整理整頓しましょう。

また、ロフトに備え付けの階段が付いていて、その下にデッドスペースができる場合は、フィットする収納棚などを置き、収納スペースとして活用するのがおすすめです。

玄関の収納

玄関にシューズボックスがある場合には、靴を並べるのはもちろんですが、空きがあれば雨具や掃除用具などを保管するスペースとしても活用しましょう。
シューズボックスがない場合、さびにくいスチールラックを置くとさび防止に役立つほか、通気性も良くて便利です。

靴の収納についてはこちらもご覧ください。

狭い玄関に省スペースで靴の収納するにはスチールラックが正解!アドバイザーが解説

キッチンの収納


キッチン
は、上下に収納があるケースが多いです。一人暮らしのキッチンは狭いので、あえて食器棚を置かずに備え付けの収納を活用する方法もあります。
一人暮らしなら、通常は食器類も必要最小限だと思いますので十分入るはずです。

また、フライパンや鍋などの調理器具はじめ、ラップやホイル、ティッシュのストックなどの生活用品をまとめて保管するスペースにも使えます。
さらに今からご紹介する収納術をすることで、キッチンが狭く収納が少なくてもキッチンスペースを最大限活用できます。

1. 壁面収納を活用

・フックやレールを付ける
鍋やフライパン、キッチンツールをかけることで、カウンタースペースを広く保てます。

・マグネットボード
マグネット付きのスパイスラックやツールホルダーを使って、壁に収納スペースを追加してみましょう。

2. 引き出しの仕切りを使う

・カトラリーオーガナイザー
引き出し内のカトラリーや小物を整頓するために、オーガナイザーを使いましょう。

・仕切りボックス
引き出し内を仕切って、調理器具やラップ、ホイルなどを整理しましょう。

3. シンク下のスペースを有効活用

シンク下

・スタッキングラック
シンク下は給水管や排水管などもあり、奥行きは深いので、上手に物を入れないと何がどこにあるかわかりにくくなります。
シンク下にラックを追加して、鍋やフライパンを重ねて収納しましょう。

・バスケット
洗剤や掃除用具をバスケットに入れて、取り出しやすく整頓しましょう。

4. 冷蔵庫周りの工夫

シンク横の冷蔵庫

・冷蔵庫サイドラック
冷蔵庫の側面に取り付けるラックを使って、ラップやキッチンペーパー、調味料などを収納しましょう。

・マグネットフック
冷蔵庫にマグネットフックを取り付ければ、軽いキッチンツールをかけられます。

6. 引き出しタイプの収納家具を追加

・キャスター付きワゴン
キッチンにスペースがあれば、キャスター付きのワゴンを使って、調理器具や食材を収納し、必要なときに動かせるようにすると便利です。

【おすすめアイテム】

スリムサイズなので、狭いキッチンのデッドスペースにも置きやすいです。キャスターで移動できるため、物を取り出したいときに引き出しやすくなります。

下の部分がコの字に空いているので、分別のゴミ箱を並べることもできます。艶消しブラックでインテリアにもなじみやすく、おしゃれなラックです。

狭いスペースでも壁伝いに設置でき、上下で突っ張って支えるので安定感もあるテンションラックです。シンクやガステーブルの上、シンク下などちょっとしたスペースに設置できます。

ガス台やシンク上などの空きスペースに置けるミニラックです。調味料・コーヒー・紅茶の缶・ジャムなど、食品のストックを置くのに便利です。

スチールラック

スチールラックは室内に置くだけでなく、サイズ・構造によってクローゼットや押し入れに入れて使うこともできます。
サイズの種類が豊富で、隙間収納にも使い勝手が良く、また可動性があるので、収納量に合わせて最適なスチールラックを導入してみてはいかがでしょうか。

そのほかにも、スチールラックにはたくさんの魅力があります。
たとえば、スチールラックは、収納するものに合わせて棚の高さを調整できるので、幅広いものを綺麗に飾ったり、保管できたりするのも魅力です。
キャスターを付ければ移動もできるので、デッドスペースに置いて必要に応じて引き出したり、奥行きが深い押し入れに入れて使ったりするのも便利です。

また、オープンラック仕様になっており、どこに何があるのか把握しやすく、しまったまま忘れる心配がありません。
組み立て・解体が工具なしで簡単にできるので、DIYをしたことがない女性も安心。後付けのパーツも豊富にそろっているので、必要に応じてカスタマイズでき、後から物が増えても柔軟に対応できます。

【おすすめアイテム】

ハンガーラックにはよく着るアウターなどをかけ、下段には生活雑貨などのストックを置けます。自分の好みに合わせてカスタマイズできるので使い勝手も良く、便利な収納です。

エリソンシリーズは女性に好まれる、淡いくすみカラーに塗装されたタイプです。銀色の無機質なラックはインテリアになじまないという女性のお部屋におすすめです。

モノトーンのインテリアが好きな方には、ルミナスノワールがおすすめです。艶消しブラックで落ち着きがあり、スタイリッシュな収納として活用できます。

壁面収納

壁面にピッタリと付けるような形で収納スペースを作れば、限られたスペースを最大限に生かしてスマートに収納を増やせるのがメリットです。
飾り棚のようなディスプレイとして、収納場所を作れます。

【おすすめアイテム】

コミックや文庫本などがたくさんある方や、これからも集める方には、こちらの本棚がおすすめです。文庫本サイズなら約440冊も並べられます。

ルミナスラテは、女性に好まれる白に塗装したシリーズです。こちらはスッキリとした壁面収納で、飾り棚として使えば、お部屋の雰囲気もおしゃれに変身できます。

モノトーン派の女性には、ノワールシリーズの壁面収納がおすすめです。安定感もあり、スッキリとおしゃれに使えます。

まとめ

女性の一人暮らしでは部屋が狭めになりがちになるので、収納したいものがたくさんあっても、うまく収納場所が確保できないのがネックです。
備え付けのクローゼットや押し入れ、ロフトなどを有効活用すれば、狭いお部屋でも物があふれずに済みます。
今回ご紹介したおすすめのアイテムもぜひ参考にし、お部屋をおしゃれに彩ってみてくださいね。

「ここまで読んだけど、まだ疑問がある…」 「迷ってアイテムを選べない」 などお悩みでしたら、気軽にご相談ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター。ヘルスケア・ワークライフの分野で、およそ10年執筆。 不安を「楽」「楽しい」に変えて暮らしを明るく…がライターとしてのモットーです!インテリアを通して心とカラダを元気にすべく、情報をおとどけします♪