
キッチンワゴンは使い方次第で暮らしが変わる!
「キッチンワゴンって、どんなふうに使うともっと便利になるんだろう?」
「台所収納」に関するご相談は当店でも常に多く、とくに“キッチンワゴンの活用方法”で迷われる方は少なくありません。
そこでこの記事では、家の中のさまざまなシーンで役立つ キッチンワゴンの実例11選 を、プロの視点でわかりやすく紹介します。
ワゴンはキャスター付きで移動がスムーズ。コンパクトな見た目以上にしっかり収納でき、“機動力の高い収納”として暮らしのあちこちで頼れる存在です。
読み終える頃には、あなたの生活スタイルに合わせた応用アイデアも自然と見えてくるはず。
ぴったりのワゴンを取り入れて、毎日の家事や暮らしをもっと快適にしていきましょう。
【実例1~6】キッチンでの家事効率を上げるワゴン活用アイデア6選

キッチンワゴンは、収納不足を解消するだけでなく、料理や家事の効率を上げる「移動式の相棒」になれる頼れる存在です。ここでは、各アイデアに最適なワゴンタイプもあわせてご紹介します。
カフェコーナー:コーヒー・紅茶・お菓子置き場に

忙しい朝、あるいは家事やリモートワークの合間の休憩に。すぐに欲しいコーヒーや紅茶、ハーブティーを淹れるため、戸棚や引き出しを何度も開け閉めするのは手間ですよね。
ワゴンを「カフェコーナー」として活用すれば、コーヒー豆、ティーバッグ、スティックタイプのドリンク、カップスープなどをまとめて収納でき、動作が最小限に抑えられます。
動線がスムーズになることで、くつろぎタイムの準備がぐっと近道になります。
【整理収納アドバイス】
収納時は使用頻度に応じて段を使い分けましょう。コーヒーメーカーなどの家電は、作業が楽な最上段に。来客時にだけ使う物や、ちょっとしたご褒美用にとっておきたいお菓子はワゴン中段に配置し、時々視界に入れることでモチベーションに繋げるのも良いと思います。
【おすすめワゴンタイプ】
リラックスタイムのためには機能性だけでなく、見た目も重要です。インテリア性重視のカラータイプのワゴンを選び、飽きのこないおしゃれな空間を演出しましょう。軽い小物系アイテムの収納には、ワイヤーバスケットがあるとさらに便利です。
食品ストック管理:見える収納で在庫把握と防災対策

保存用だからと戸棚の奥にしまい込んでしまうと、数ヶ月眠らせたまま賞味期限切れになってしまいがちなストック食品。
レトルト食品や乾物、缶詰など定期的な入れ替え作業もワゴンを活用すれば、すべてを「見える収納」として管理できます。在庫の確認が簡単になるため、二重買いの防止にも役立ち、無駄をなくせます。
【整理収納アドバイス】
避難生活に必要な備蓄量の最初の目安は「家族の人数 × 1日あたりの食料量(3日〜7日分)」といわれていますが、ワゴン用のストックはそれとは別に 「いざという時に持ち出し用にもなる」 と考えて、ワゴンの容量以上に増やさない&詰め込みすぎない「ワンアクション収納」の徹底を心がけます。
ペットボトルなどドリンク類も含めると重量が増えるため、状況に応じて分けられるように袋類も側に備えておくと良いでしょう。
【おすすめワゴンタイプ】
食品ストック用の棚は防錆性能に優れ、小型で移動しやすく、側面に落下防止柵がついていると普段からも安心感があります。
作業台拡張:移動式サブテーブルで調理スペースを確保

単身用の簡易的なスペースや、シンクとコンロの間にまな板やボールを置く余裕のない狭いキッチンでは、「作業スペースが不足している」という悩みが深刻です。
そんな時、ワゴンは調理中の食材やレシピなど道具を一時的に置く「セカンド作業台」として大活躍します。作業内容に応じてワゴンを移動させ、家事動線を劇的に改善できます。
また、仕上がった料理の待機場所として使い、その流れで食卓へ運ぶお披露目にも進めることができます。
【整理収納アドバイス】
衛生管理のため、防錆性能は重視される点です。天板を作業スペースとして使う場合、天板の素材はさっと拭けるものを選びましょう。
【おすすめワゴンタイプ】
作業台としての高さはカウンター程度が一般的です。ソリッドタイプ天板のラックが調理台としても扱いやすくおすすめです。
隙間収納:冷蔵庫や食器棚横のデッドスペースを活かす

冷蔵庫と壁の間、食器棚やカウンターの横にある「わずかな隙間(デッドスペース)」。このデッドスペースをどうにか生かすことができないか?と考えたことは一度や2度ではないはずです。
隙間収納に特化したワゴンは幅約20cmから選ぶことが可能。気になっていた隙間を立派に役立つ収納スペースに早変わりさせます。
【整理収納アドバイス】
隙間収納は使わないときは隙間に収まっていて、使う時手前に引き出すのが基本です。
上段には背の低い調味料やラップ類など軽量のもの、下段には重い飲料やストック品など、重さや使用頻度で分類することで、安定性と使いやすさを両立できます。
細々としたものは「あれどこに仕舞ったかな?」とならないためにも、一箇所に集約して管理しましょう。
【おすすめワゴンタイプ】
限られたスペースへの対応を得意とするスリムタイプのワゴンが最適です。デッドスペースを有効活用する場合は、可能な限り正確にスペースの計測を行います。
高さを選べるため隙間から引き出す際にスムーズに動かせるか、収納時重くなりすぎないかなどもチェックしましょう。
また、キッチンに合わせやすい白いラックにも隙間収納に適したサイズがあります。明るいイメージの演出にピッタリで人気のカラー。別売のキャスターをつけることで、同様にワゴンとして活用できます。
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家電収納:レンジや炊飯器をまとめて配線もスッキリ

電子レンジ、炊飯器、オーブントースターといった小型家電は、よく使うため常に手が届くところに置いておきたいもの。
キッチンで各々が場所を取りがちで、配線もごちゃつきやすい原因です。これらの小型家電はワゴンにまとめて収納することで、身軽ですっきりとした印象になります。
動かせるワゴンは家電まわりの掃除がしやすく、通気性も良いため、埃を溜め込まずに安全に使用できる安心感があります。
【整理収納アドバイス】
スチールラックベースのワゴンは、そのワイヤー構造とポールの特性をフル活用できます。フックや結束バンドを取り付けやすい特性をいかすことで、配線コードの始末もつけやすくなります。
- 配線の集中と隠蔽
本体とコードの各家電のコードをワゴンの背面のポールに沿わせるようにまとめて、結束バンドやフックで固定しましょう。こうすることで、コードが前に垂れ下がったり、床に這い回ったりするのを防ぎ、見た目が格段にスッキリします - 蒸気対策と安全性の両立
炊飯器のように「使う時だけ引き出したい」家電の収納には、棚板ごと引き出せるスライドシェルフがおすすめです。棚を引き出すことで蒸気を逃がし、錆や汚れ付着の心配を減らします。
【おすすめワゴンタイプ】
棚板の位置変更も可能で、ハーフシェルフやスライドシェルフといった機能パーツが充実したレンジ台タイプのワゴンは機能性と柔軟性を兼ね備えていて最適です。
そのほか、作業台の下にスペース確保が可能で、ソリッド天板とウッド天板を選べるデザインラックもおすすめです。
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電子レンジの置き場所に悩んでいる方や、ラック・ワゴンに置いても安全か不安な方は、こちらの記事で注意点を詳しく解説しています。
配膳と回収:料理の提供と食後の片付けをスムーズに

特に家族が多い場合や来客時には、料理を食卓まで何度も往復して運ぶのは大変な労力です。
そしてなにより、出来立ての料理をできるだけ早く振る舞いたい。そんなあなたをキッチンワゴンがお手伝いします。
ワゴンを移動式の配膳台として活用すれば、トレーに比べて多くの品数を食卓まで運べる上に、料理が登場する際の見栄えも演出できます。
また当然ながら、ワゴンは食後の片付けにももってこいです。食べ終わった食器をキッチンまでスムーズに運ぶ「回収導線」として利用すれば、後片付けの負担を大幅に減らせます。
【整理収納アドバイス】
組み立て時、ダイニングテーブルの高さとワゴンの天板や上段の高さを揃えると、料理や食器の移動がスムーズになります。お料理を運ぶ際には、足元に段差がないことを確認の上ワゴンを移動してください。
【おすすめワゴンタイプ】
配膳・回収をスムーズに行うワゴンの真価を発揮するためには、ハンドル付きのタイプがおすすめです。プロ仕様のワゴンをお探しの場合は、素材と品質にとことんこだわってみてはいかがでしょうか。
【実例7~11】暮らしの質を高めるインテリアとしてのワゴン活用5選

ワゴンは、その高い機能性とキャスターによる利便性、そしてデザイン性の高さから、キッチンを飛び出し、家中の様々な場所で活用できる汎用性の高いアイテムです。
サイドテーブル:リビングや寝室で活躍するフリースペース

リビングのソファや寝室のベッド横に、ワゴンをサイドテーブルとして配置するのは定番かつ便利な活用法です。
飲み物やスマートフォン、読みかけの本やリモコンなど、すぐに使いたいものをいつでも手にしやすい、ノンストレスなスペースとして機能します。キャスター付きなので、ソファでくつろぐとき、ベッドで本を読むときなど、使う場所にサッと引き寄せて使用できます。
【整理収納アドバイス】
テーブルとして使う上段は、飲み物を置くことも多いため平棚がマストです。
温もりを感じさせる木目調の天板は、インテリア性と安定性のを兼ね備えます。
【おすすめワゴンタイプ】
インテリアに馴染む天板&ベッドに腰掛けた状態で手を伸ばせるロータイプのワゴンを選び、お部屋の雰囲気に合わせるのがおすすめです。お気に入りの空間を作るためには、家具としてのデザインも重視すべきポイントです。
パソコンラック:必要な場所に展開するオフィスセット

リモートワークや自宅でのPC作業をリビングや寝室の一角でされる方にとっても、ワゴンは非常に便利です。PC本体、プリンターをはじめとした周辺機器、各種書類、書籍、仕事に必要なツールをまとめておく拡張性の高いパソコンラックとして大活躍します。
【整理収納アドバイス】
デスクトップパソコンの場合は下段をPC本体の定位置に、上段をタワー型の収納として活用。移動手段と通気性を確保しつつ、カスタマイズ可能な自作のパソコンラックをDIYできます。
ノートPCの場合は、普段はクローゼットに収納。機動力の高いワゴンにスキャナーやプリンターを設置して「使う時にだけ移動させる」スタイルをとることも可能です。使う時だけ、作業スペースを小さなオフィスコーナーに変えます。
【おすすめワゴンタイプ】
ご自宅での作業には無骨さを感じさせないポール径19mmのラックがおすすめです。使用する時に移動させるスタイルでも扱いやすく、後からの組み替えも容易です。
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パソコンラックを探しているけど、なかなかピンとくるものが見つからない。
簡単にDIYするにはどうしたらいいの?完成イメージも知りたいという方はこちらの記事が参考になります。
ランドリー収納:洗濯フローに付き添う便利なキャリーカート

ランドリーでは、洗濯物をまとめて運べる洗濯かごが必要になります。キャスター付きワゴンでバスタオルやシーツ、カバー類などもまとめて一気に運べます。
洗いものを回収〜洗濯機へ放り込むところから始まり、洗濯が終わればベランダなど干す場所への移動、そして乾いた後の取り込み〜収納までと、一連の作業をお気に入りのツールで乗り切りましょう。
ワイヤー構造で通気性が良いため、湿気の多い場所でも安心して使えるのがメリットです。
【整理収納アドバイス】
洗濯カゴ代わりにワゴンを使えば、衣類をそのまま洗濯機まで移動させられ、家事動線がスムーズになります。
【おすすめワゴンタイプ】
錆に強く、水回りでの使用に適した防錆加工のワゴンがおすすめです。また、ランドリー周りをおしゃれにしたい!という方には遊び心あふれるラインアップも。
移動式本棚:リビング学習や読書に合わせて必要な書籍を運ぶ

リビングでの読書タイム、デスクワーク時の資料置き場、お子さまのリビング学習用の教材収納など、家の中で本や書類を移動させたいシーンは多々あります。
ワゴンを「移動式本棚」として活用すれば、必要な時に必要な場所へ本棚ごと連れて行くことができます。
【整理収納アドバイス】
本のジャンルや、家族それぞれの持ち物を段ごとに分けて収納すると、使い終わった後も各自が元の場所に戻しやすくなります。
【おすすめワゴンタイプ】
書籍や資料を立てて収納しやすい本棚タイプのワゴン(キャスター付き本棚ラックなど)が最適です。
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ディスプレイ:観葉植物や雑貨・衣類を飾る見せる収納

実用的な収納だけでなく、ワゴンをインテリアの一部として活用してみましょう。
観葉植物や花瓶、季節の小物などを飾るディスプレイ台として利用します。キャスター付きなので、日当たりが良い場所に簡単に移動させたり、手軽にレイアウト変更が行えます。
【整理収納アドバイス】
ディスプレイ台として使う際は、収納の「余白を多めにとる(3分の1程度)」ことで、空間に抜け感が生まれ、洗練された印象になります。お気に入りの空間は詰め込みすぎずにゆったりと作り上げましょう。
【おすすめワゴンタイプ】
飾りたい植物や雑貨を引き立て、あなたの好みで選べるカラータイプのワゴンがおすすめです。また「移動式の見せる収納」としては、キャスターつきハンガーラックもディスプレイワゴンと言えます。
おわりに:理想の暮らしはワゴンから始まる
ワゴンは移動性能をもつ収納として「家事動線と暮らしの質を変えてくれる存在」となる可能性を秘めています。本記事をお読みいただき、みなさんにもキッチンワゴンの活躍を実感いただけたのではないでしょうか。
そんなキッチンワゴンのメリットである移動性能を最大限に生かすコツは2つあります。
一つは収納アイテムを重くしすぎないこと。そしてもうひとつは、ワゴンをどのように移動させるかイメージしておくことです。
仮に将来、配置や用途の変更があったとしても、そのイメージさえつかめればキッチンラックは新しい場所で十分に活躍できるでしょう。
例えば今あなたが「カフェコーナー」として使っているワゴンが、数年後には「子どものための本棚や学用品収納」へ変わっていてもなにも不思議はありません。
拡張・組み替えが可能なスチールラックベースのワゴンは、ご家庭の成長に寄り添ってくれる一生モノの収納家具になってくれるはずです。
もしお手元に持て余しているラックをお持ちの場合は、ちょっと気分を変えて足回りパーツをキャスターに変更してみませんか?ぜひワゴンの柔軟さを体験していただけたらと思います。
この記事が、あなたのワゴン選びのヒント、ひいては「収納の困った」を便利さ快適さに変えるための一歩となることを願っています。
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